発達ガールの交換日記

大人女子二人!ふきちゃん(ADHD)とshe(ASD)が毎週ひとつのテーマについてそれぞれの視点で語ります

ASDと診断されるまで(she)

こんにちは!sheです。

今回のテーマは「発達障害を診断されたきっかけ」

ですね。

 

私が自閉症スペクトラムと診断されたきっかけは、

端的に言えば「主治医が替わったこと」です。

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社会に出てすぐの頃、私は接客業をしていました。

これが壊滅的に向いていなかった。仕事できなかった。

 お客さんともスタッフとも人間関係を構築することができなかったです。

 

 そのストレスのせいからか、

私はもともと睡眠障害を幼少期から抱えていましたが、接客業をし始めてから、

自力では全く眠れなくなりました。

 

街の小さな心療内科に通い、睡眠薬抗うつ薬を処方され、

それらを飲みつつ働いていました。

 

しかしそんなある日、突然ろれつが回らなくなって、最初は疲れのせいだろうと放置していたのですが、どんどん悪化。最終的に舌を思うように動かせなくなり、言葉を発せない状態になりました。

 

上司は僕に「脳の病気かもしれないから、脳外科にいって検査をして、一度休職してみてはどうか」と提案してくれました。

 

 

脳外科では脳梗塞を疑われ検査をしましたが、異常は認められず。

原因がわからないので、治療方法や、いつ治るのか見当もつかなかったので、

僕はそのまま仕事を退職しました。

接客業をはじめて1年ほど経った頃でした。

 

 

その後、大きな病院に転院することに。

言語療法士によるリハビリと、精神科での診察を並行して受けていました。

 

「まったく話せない」という状態はからは数ヵ月で脱したものの、

吃音はその後1年間治りませんでした。

 

(今も体調が悪いとどもってしまいます。クセが残ってしまったのかもしれません。)

 

 

その後、事務職に再就職し、働きながら通院していました。

睡眠障害は全く回復せず、薬を飲まないと眠れないままだったためです。

 

 

「もう大きなストレスなんかないはずなのに、なんで眠れないんだろうなあ」と思っていたある日、転機が訪れました。

 

それまでの主治医が定年になり退職し、先生が替わることになりました。

新しい主治医は、今までの経緯や、私の診察時の様子などを見て、「心理検査を受けてみてはどうだろう」と提案してくれたのです。

 

 

これがいわゆるWAIS-IIIですね。

WAIS-IIIに加え、AQテストとADHDのテスト、絵を見て吹き出しに入る言葉を考えるテストを行いました。

 幼少期のエピソードや家族のこと(父親はどんな人か、仲は良いか、等)も聞かれました。

 

その結果、私は自閉症スペクトラムASD)であるということが発覚したのです。

昨年の2月のことです。

最初に吃音が起こってから、2年近く経っていました。

 

 

診断を受けて、ちょっとほっとしましたが、私はいろいろ工夫をしていかないとダメなんだなと考えるようになりました。

 

とても長くなりましたが、私の場合はこんな流れでした。

 

余談ですが、最初に診察してもらったA先生からは「発達障害」という言葉は出ませんでしたが、

「sheさんの脳や感覚はちょっと他の人と違うから」

という話は度々されていました。

 

 自閉症スペクトラムの裾はとても広いので、診断を疑っても、下すかどうかはお医者さん次第なのかなと思います。

 

 

 

以上!sheでした!