発達ガールの交換日記

大人女子二人!ふきちゃん(ADHD)とshe(ASD)が毎週ひとつのテーマについてそれぞれの視点で語ります

髪の毛コンプレックス(ふき)

こんにちは!ふきです🌸

かなり久しぶりの投稿です。

 

今回のテーマは「ヘアスタイル」。

冬から春へと季節が移ろい、髪型を変えてイメチェンを図ったという方もいらっしゃるのでは😃

 

自分でテーマを決めておきながら、なのだけれど。

わたしは「ヘアスタイル」という言葉を思い浮かべると、「コンプレックス」という言葉を併せて想像してしまいます。ヘアスタイルの決まらなさが、ずっとコンプレックスだった。

 

遡ること約25年前、幼稚園児の頃。わたしはすでにヘア・コンプレックス(造語!?)を自覚していました。当時のわたしは、日本人形のようなおかっぱ頭でした。太くてやたらと直毛・剛毛な自分と、ふわふわとした猫っ毛のロングヘアを綺麗に三つ編みにした友人を比べては、胸の内でこっそりとため息をついたものでした。

 

小学校、中学校、高校と進学していっても、ヘア・コンプレックスからは解放されず、むしろ悪化するばかり。自分に似合う髪型を追求するあまり、「毎日イメチェンしてる人」との異名を同級生に囁かれることに・・・。

 

大学以降は髪を染めたり、思い切ったベリーショートにしたり、まずまずヘアスタイルの変化を楽しめるようになりました。

 

なぜ、幼少期から青年期にかけて、ヘア・コンプレックスに悩まされたのか。それはまず、自分の理想とした髪質と、現実の髪質がかけ離れていたこと。加えて、思春期ならではの容姿コンプレックスのこじらせ。

 

そして、一番の理由のように感じるのは、「一般的な女の子になりたいという理想と、自分の好みの乖離」かなと思います。周囲の流行に乗りたいという気持ちと、自身の持つ「自閉症スペクトラム(ASD)」由来の妙なこだわりがマッチせず、容姿の面からも周りからの疎外感を感じていたのです。

 

当時の写真を見返すと、絶妙にへんてこりんな髪型をした自分がいます・・・。周りの女の子たちはストレートパーマをかけ、髪の毛を全体的にすいて、とにかくストンとしたロングヘアにしています。わたしもその髪型に憧れたけれど、どうしても自分の髪の毛にストパーをかけられなかった。「憧れ」が必ずしも行動の動機になるわけではなかったのです。

 

時は流れ、アラサーになったわたしは、若干のヘア・コンプレックスを持ちつつも、昔よりは自然にヘアスタイリングを楽しめるようになりました。昔よりはかなり自己肯定感が上がったことと、加齢による「あきらめ」と・・・。何が何でも周囲と合わせなくて良いじゃない、へんてこりんな髪型だって、自分で気に入ってるなら良いじゃない。そう思えるようになりました。

 

髪型だけでなく、周囲に迷惑をかけない分野であれば、とことん「自分本位」であること。これ、大切です。

 

わたしは周囲にストレートパーマが流行っていることは知っているけれど、クラシカルなお団子を結って、仕上げにリボンを結びたかった。あとで思い返せばへんてこりんだな〜なんて思っても、当時のわたしはそれが可愛いと思っていたのだから、それで良いのかなって。そう考えると、多種多様な劣等感に悩みながら生きてきた自分が、少し癒されるように感じます。

 

「自分本位」であることと、少し諦めること(笑)。

ヘアスタイルだけでなく他の分野にも共通する、人生を楽に生きるコツなんじゃないかなと思います。

 

ふき